●マウリヤ朝 マウリヤちょう
BC317
前317ごろ〜前180ごろ(前324ごろ〜前187)。マウリヤ氏族のチャンドラグプタは,ナンダ朝を滅ぼしてマウリヤ朝を樹立し,現在のアフガニスタン・パキスタン・北部インドを征服,統一した。南はビンディヤ山脈を越え,東はベンガル湾に及んだ。王はマガダのクシャトリア種姓の出身であった。首都はパータリプトラに定めた。孫にあたるアショーカ王は,オリッサ州カリンガ国・南インドのキストナー川,北はネパール・カシミールまで領域を拡げた。カリンガ征服の際の惨状に接し,仏教に帰依し,仏法実現のために政治を行う方針に転じた。有情に憐憫を感じ,民衆の福祉・灌漑・道路・巡礼宿・仏塔建立・仏典結集などの事業を行い,仏教による政教一致の方針を広大な帝国内の各地に法勅として石柱や摩崖に刻ませた。布教使がシリア・ギリシア・エジプト・ビルマ等に赴いた。理想主義が経済に歪みを与え,王没後分裂へ向かい,ついにプシャミトラに滅ぼされる。
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