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●マアシナ=ルール

大洋州 ソロモン諸島 AD 

 太平洋戦争末期にソロモン諸島で発生した民族主義運動。マアシナはマライタ島南部のアレアレ語で仲間・組合を意味し,ルールは討議を行う集会を意味した。イギリス政庁に納めるべき税金を自分たちで徴収して独自に使ったり,イギリスに対して自治・独立を求める運動であり,この運動がほかの島へも広がり始めたので,1947年,イギリス官憲は指導者10人のうち9人を逮捕し,動乱教唆罪で1950年まで投獄していた。しかしこの運動の結果,やがてマライタ島をはじめソロモン諸島の各地に地域評議会の設置が認められた。さらには1978年6月の独立へつながったともいえる。この運動に対し,太平洋戦争における米軍のぼう大な物量を目にした住民が,米軍のように隊列を組んで行進していれば,いつかはほしいものが大きな船や飛行機で運ばれてくるのだと単純に信じた“カーゴ=カルト”の一種で,その名は「マーチング=ルール」であったとする説もあるが,米軍内部で黒人兵と白人兵とが対等であったことや,米軍が住民に人間的に接したことなどに触発された反イギリス・反オーストラリア的な民族主義運動的な要素が強い点に留意すべきである。