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●ポンパドゥール夫人 ポンパドゥールふじん

ヨーロッパ フランス共和国 AD1721 フランス王国

 1721〜64 フランス王ルイ15世の寵姫。本名をジャンヌ=アントアネット=ポアソンといい,パリの富裕な徴税請負人の家に生まれた。幼いころから文学・美術を愛好し,1741年に従兄と結婚したが,まもなく国王の寵愛を受けるようになり,1745年には侯爵夫人の称号を得た。サロンを催し,ヴォルテール・エルヴェシウス・ケネー・ボーマルシェなど多くの思想家や芸術家を保護する一方,国王を巧みに操って,政治・経済・外交政策にも大きな影響を与えた。とくに七年戦争(1756〜63)では,200年来の仇敵であるオーストリアのハプスブルク家と同盟するという“外交革命”を演じたが,これもプロイセン王フリードリヒに対する彼女の恨みが原因しているともいわれる。しかし,結果的にこの戦争でフランスは植民地のほとんどをイギリスに奪われたのであり,彼女自身はほどなくこの世を去ったものの,ルイ15世の政治に大きな汚点を加えることになったのである。

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