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●本土爆撃 ほんどばくげき

アジア 日本 AD1944 昭和

 太平洋戦争末期,1944年(昭和19)11月から,敗戦の日の翌1945年(昭和20)8月15日まで,日本本土は米超重爆撃機 B29の無差別爆撃の火中にさらされた。すでに日本軍は太平洋上で追われる身となり,サイパン島などマリアナ群島も陥ち,米軍はここに巨大な B29の基地を設けて,日本本土全域をターゲットにしたのである。B29は最初のうち,1万m からの高々度から軍事目標をおもにした爆撃を繰り返したが,1945年3月10日の東京大空襲日本空襲を参照)から,非戦闘員を対象にした無差別焼夷弾攻撃へと踏み切った。東京を皮切りに,名古屋・大阪・神戸など,本土の主要都市を連続波状的に焼き払った米軍は,さらにシラミつぶしに地方都市にまで襲いかかり,およそ200都市が焼土と化し,家を焼け出された罹災者は1,000万人を超え,原爆の犠牲者を含め,国内での民衆の死者は推定60万人に達した。太平洋戦争を通じ,米軍が日本本土に投下した爆弾・焼夷弾は16万トンである。