50音順    検 索

●梵天 ぼんてん

AD 

 梵天はインドの民族宗教バラモン教の最高神で,創世主である。仏教に習合してその守護神となった。日本に入ると神道や修験道と結びつき,諸神・諸仏の依代(よりしろ)のようになった。神道や修験道では祭りや祈祷にさいして主神や本尊の依代として,布や紙をさまざまの形に裁ち,篠(しの)・竹・葦(よし)・桑の小枝などの頭部を少し割り,それに挟んで祭壇に立てるものまでも梵天と呼ぶようになった。神道では御幣(ごへい)とか幣束(へいそく)といった。柳田国男によると,梵天はホデ(秀手)の転化だという。幣は道教用語である。神幸の先頭に携えてもって行く物,頭家の門前に立てる物など大きい物から,稲荷・山の神・田の神・水神・おこない神などのように半紙を裁断してつくったものまで,その目的によって多種多様である。