●ホンジュラス
北アメリカ ホンジュラス共和国 AD
中米の共和国。面積11万2,088平方km,人口298万人強。地峡的国土で,北部はカリブ海,南はフォンセカ湾で太平洋に接し,西はグァテマラ,南西はエル=サルバドル,南東はニカラグアと国境をなしている。それにカリブ海のバイア諸島・シスネ諸島・モスキートス海岸の小島群・フォンセカ湾の小島群が加わる。地勢的には山がちで,カリブ海沿いにわずかに平原がひろがる。湖沼が多い。低地は熱帯性気候で年間を通じて気温は26度,カリブ海側の方が太平洋側より湿度が高い。内陸部の山岳地帯は温暖な気候で,1年は乾季と雨季の二つの季節に分けられる。首都はテグシガルパ。人種的には90%がメスティソ,6%がインディオ,残りはクリオーリョ・ヨーロッパ人・黒人・サンボである。主産業はまず農業で,バナナの生産は世界第4位,その他ココナツ・タバコ・インゲン豆・コーヒーなどが多い。ついで国土の43%を森林が占めているだけに林業が盛んでマボガニ材など木材を輸出している。鉱物資源に恵まれ金銀が採掘されている。歴史的には2世紀ごろからチョロテガ族・マヤ族・トルテガ族・アステカ族らが住んできた。1502年コロンブスは初めてこの土地と接触した。メキシコの征服者コルテスの部下ペドロ=デ=アルバラードが征服,インディオの首領レンピーラと戦った。グァテマラ総督領の一部となったが1821年独立,1822〜23年イトゥルビデのメキシコ帝国の一部になったが,1824〜38年は中米連合に入り,1839年分離独立して今日にいたっているが,隣国との国境紛争を繰り返してきた。また1950年代以後軍部が政権を掌握することが多かった。貨幣単位はレンピーラ。
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