50音順    検 索

●本石米 ほんごくまい

アジア 日本 AD 

 旧仙台藩の米の銘柄で,別名を本穀米という。これは仙台藩藩域での年貢米の買上米の名称で,商人が俵装するとき米穀づくりをしたことからこの名称がついている。陸前米の別名ともいうことができる。江戸の市場の4分の1以上も占めたといわれる宮城県の中では,仙南米と本石米とに分けるとすれば,本石米は仙北米の意である。石巻より江戸へ廻米する米の銘柄ということになる。仙南米はその中からのぞかれている。とくに亘理・伊具・刈田3郡は別とされている。そしてこの米は江戸へ廻米され,那珂港もしくは鹿島灘より利根川筋に入り,潮来あたりで積み替えて江戸に入ってくる。そして江戸の米市場に提供され,そのためかミロク舟とも呼ばれている。それが主として石巻から積まれてきたもので,仙北平野の開拓によって増産された米であるといわれているから本石米の多くは江戸市場をにぎわしていたといってよい。なお,ミロク舟は簡単なのは米俵がのっているだけである。