50音順    検 索

●ホワイト

北アメリカ アメリカ合衆国 AD1900 

 1900〜75 アメリカの文化人類学者。ミシガン大学・カリフォルニア大学の教授を歴任。20世紀半ば以降,アメリカに現れた“新進化主義”人類学の提唱者の一人。ホワイトによれば,文化とは人間が自然界のなかで生きていくための適応機構であり,人類は自然界からエネルギーを補足し,それを社会集団の存続と向上のために利用することによって文化を進化・発展させてきたことになる。文化進化の段階は,年間一人当たりのエネルギー補足量に拠っており,[1]人間の身体エネルギーだけに依存する段階,[2]植物栽培と動物飼育によって光合成された太陽エネルギーを獲得・貯蔵できる段階,[3]動力革命によって石炭・石油などの地下資源をエネルギー源として利用できる段階,[4]核エネルギーを利用できる段階,の4段階に区別される。すなわち,人類文化の進化は,エネルギーを補捉・利用するための技術の発展にかかっているというのがホワイトの進化論の核になっている。