●ホモ=ハビリス
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化石人類の一種で,「能力あるヒト(器用なヒト)」の意。リーキーが東アフリカのオルドヴァイ峡谷で1960年以来発見した5個体について,1964年にトバイアスやネーピアと連名でホモ=ハビリスと名づけた。出土した F.L.K.N.N.I.地点はジンジャントロプスの出土地点に近接しており,出土層位は Bed I と Bed II にまたがり,上部ヴィラフランキアンから中部更新世下部に相当し,178万年前(カリウム/アルゴン法)の年代が出されている。脳容積は推定で約680ccに達し,アウストラロピテクスよりもややヒト化が進んでいるという。オルドワン型の石器を伴う。リーキーは,出土年代のほぼ並行するアウストラロピテクスとは別系統の,現生人類の直接の祖先と考えた。当化石をホモ属に入れる妥当性については多くの異論が唱えられており,猿人類・原人類のいずれに入るかについても意見が分かれている。また,この人類の設定に否定的な研究者もいる。