●ボヘミア
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チェコスロヴァキア西部の地名。面積約5万2,000平方km。北はポーランド国境をなすズデーテン山脈,北西は東ドイツとのあいだのエルツ山脈,南西は西ドイツとのあいだにあるボヘミア森に囲まれ,エルベ川とその支流モルダウ川(ヴルタヴァ)川などが流れる。モルダウ川に沿って,チェコの首都プラハがある。6世紀ごろからチェコ人が住み始めたが,7世紀ごろからカトリック化がすすみ,東方植民とともにドイツ人の来住が多く,ズデーテン地方を中心にドイツ化がすすんだ。このため,経済・文化が開け,10世紀には神聖ローマ帝国に従属するようになった。16世紀以後,ハプスブルク家が支配するところとなり,第一次世界大戦の結果,チェコスロヴァキアが独立するまでそれはつづいた。1939年3月,ナチス=ドイツはモラヴィアとともにドイツ領として合併したが,第二次世界大戦後チェコスロヴァキア領となった。現在も産業・文化・政治の中心である。ドイツではベーメンと呼ぶ。