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●ボナヴェントゥーラ

ヨーロッパ イタリア共和国 AD1221 両シチリア王国

 1221〜74 イタリアのスコラ学者・フランシスコ派の聖人。本名 Giovanni di Fidanza。トマス=アクィナスと並び称せられる。1243年ごろフランシスコ会に入り,パリのアレクサンデル=ハレシウスに学び,1248年から同大学で教えた。1257年フランシスコ修道会総会長。1273年グレゴリウス10世により枢機卿に任命される。リヨン公会議を準備し,その会期中に客死。神秘主義的なアウグスチヌス主義神学(哲学)の伝統を継承し,フランシスコ会の哲学の基礎を確立した。それは,人は神に安らい神を享受するためにつくられている。神の信仰による認識は哲学者の認識より確実。信仰は神に対する愛からおこるものでその後から哲学的思弁が働く。哲学は自分の信仰の対象をいっそう十分に楽しもうとする欲求より生まれる。だから哲学と神学は方法は違うが,補完して神へ導いてくれる,とする。主著に『精神の神への道』。