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●ポトシ鉱山 ポトシこうざん

南アメリカ ボリビア共和国 AD 

 ボリビア南部のアンデス山脈中のスズ鉱山。歴史的には銀鉱山として知られる。海抜4,000m以上の地にある。1545年,スペイン人により豊富な銀鉱脈が発見され,つづいてポトシの町が建設された。メキシコの銀山とともに,16世紀後半から17世紀前半に莫大な量の銀を,スペインを通じてヨーロッパに送り,ヨーロッパの物価高騰の一原因ともなった。16世紀には,スペイン王から自由都市勅許を得,また,王室の造幣局が設置され大いに栄えた。1650年に人口16万を数えたが,銀採掘が困難になるにつれしだいに衰退した(現在の人口は約10万人)。20世紀に入ってからは,スズ鉱山として発展した。スズ採掘は,大事業家と外国資本家の手に握られていたが,1952年,諸鉱山を COMIBOL(ボリビア鉱山公社)に統合し,国有化した。しかしながら,国有化後の非能率が問題となっている。現在ボリビアは,世界第4位のスズの生産国である。ポトシから北東のスクレと西のリオ=ムラトまで鉄道があり,ここで幹線鉄道と連絡している。