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●ホッラム教 ホッラムきょう

アジア イラン・イスラム共和国 AD2 

 ササン朝でおこったマズダク教と過激なシーア派思想との混交の可能性をもつ。イランでの反アラブ・反政府的性格が強い異端の宗教。アラビア語史料では,ホッラミーヤホッラムディニーヤの名でマズダク教を意味する場合もある。アッバース家の反ウマイア運動中,ホラーサーンでマズダク教徒の勢力と結託したのが,その端緒となった。755年アブー=ムスリムの謀殺後,彼の血の復讐を叫んだスンバーズの乱(755),神の化身としての再臨を説いたウスターズの乱(767),ムカンナーの乱(776)などが続発し,マズダク教と過激なシーア派との連帯はさらに固められた。最大の反乱は,バーバクの乱(816〜837)で,鎮定後も同教徒は残存し,12世紀前半になってもハマダーン(エクバタナ)の北西やアゼルバイジャンに教徒が居住していたと伝えられる。