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●ポーツマス条約 ポーツマスじょうやく

アジア 日本 AD1905 明治時代

 日露戦争の講和条約。1905年(明治38)9月5日,アメリカ,ニューハンプシャーにある海港都市ポーツマスで調印された。同年3月の奉天会戦の終了後,勢力均衡をくずしたくない諸列強や,財政難に加えて民衆の不満に恐れをいだくロシア,戦力の限界にきていた日本の両当事国それぞれに講和が望まれてきた。5月の日本海海戦での勝利を機に,日本はアメリカ大統領セオドア=ルーズベルトに仲介を依頼,それにこたえた大統領の呼びかけで休戦が成立し,小村寿太郎ウィッテを全権として8月10日より正式会談に入った。交渉では日本側の償金支払や樺太全部の割譲の要求についてロシア側が応ぜず,日本が譲歩して妥結,条約の内容は,[1]日本の朝鮮での優越権,[2]北緯50度以南の樺太(サハリン)の日本への譲渡,[3]関東州租借地の譲渡,[4]長春−旅順間鉄道の譲渡,[5]沿海州漁業権の日本人への許与,などである。

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