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●法顕 ほっけん

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 337ごろ〜422 東晋の仏僧。平陽郡武陽(山西省)の人。中国では経の訳出はなされている割には,出家生活の規範になる戒律が伝わっていないことを憂えて,60歳余の老齢にもかかわらず数人の僧とともに長安を出発してインドにむかった。6年の歳月を費し,敦煌・ウテン※注1※などをへてヒマラヤ山を越え,中インドに達した。中インドからセイロンの仏跡をめぐり,『摩訶僧祇律』『雑阿毘曇心論』『五分律』『長阿含』などの諸本を得て目的を達成した。15年間にわたる30余国の旅程を終えて412年(義煕8),海路で青州(山東省)に法顕のみ帰着した。彼の旅行記は,『仏国記』または『法顕伝』として名高い。建康(南京)の道場寺で,仏陀バダラ※注2※とともに,『摩訶僧祇律』など6部63巻の経典を訳出した。法顕の没後,『五分律』を仏駄什(ぶっだじゅう)が訳した。

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