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●法華一揆 ほっけいっき

アジア 日本 AD1532 室町時代

 戦国期,京都を舞台とした宗教一揆。京都では六条本圀寺などの日蓮宗(法華宗)寺院を中心に,日蓮宗の力が町衆のあいだに浸透し,強盛を誇っていた。1532年(天文1),一向宗徒が京都の日蓮宗寺院を襲撃するという風聞があったため,日蓮宗徒が細川晴元らの軍勢とともに寺を攻め,さらに市中の警衛など自治をかちとり,地子銭納入を拒否するなど,5年間にわたり,日蓮宗の世を現出した。これを法華一揆と呼んでいる。ところが,延暦寺西塔の僧の説法を日蓮宗徒が論破したのをきっかけに,1536年7月,延暦寺衆徒が突然京都の日蓮宗寺院を焼き討ちするという事件がおこった。このとき6万の衆徒が洛中洛外の21カ寺を襲ったといわれ,強盛を誇っていた法華一揆もこれによって壊滅してしまったのである。この事件が天文法乱とか天文法華の乱と呼ばれている。なお,洛中では,1542年に勅許されるまで,日蓮宗は禁教状態におかれていた。