●北海道開拓記念館 ほっかいどうかいたくきねんかん
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北海道立の博物館類似施設で,事実上の道立歴史総合博物館である。1968年(昭和43)の「北海道百年」記念施設として,北海道の生い立ちや,明治以降の開拓の足跡を示す各種の資史料を収集・保存し,これを展示して,北海道の歴史と将来への課題や可能性の認識を高めるとともに,道内におけるこの種施設のセンター的役割を果たすことを目的に,札幌市白石区厚別町53-2,道立自然公園野幌森林公園内に建設され,1971年4月に開館した。館の総面積は約1万3,000平方mで鉄筋コンクリート造り,一部鉄骨造りで地上3階,地下2階,縦63m,横56.7mのほぼ正方形に近い建造物である。外装には,地元野幌産の煉瓦約72万枚が使用されている。地上部には事務室・記念ホール・常設展示室・食堂・特別展示室が,また地下には,講堂・体験学習室・収蔵陳列室・各種研究室・収蔵庫などが配置されている。常設展示室では,多数の収集資料を中心に,模型・ジオラマ・写真・図表などを用いて,北海道の歴史が[1]北の夜明け,[2]先住の人びと,[3]新天地を求めて,[4]開けゆく大地,[5]産業のあゆみ,[6]北のくらし,[7]新しい北海道,の7テーマに分けて展示されている。この常設展示を補足するために収蔵陳列室と体験学習室が設けられている。収蔵陳列室では,約3,000点の資料が地学・考古・生物・民族・生活・産業・文書・保存技術の8部門に分けて展示され,各部門の収蔵資料や調査研究の成果が概観しうるようになっている。また,体験学習室では,伝統遊具や農具などの実物資料に利用者が直接手を触れ,昔の生活を追体験することができる。収蔵庫には,全道各地から収集した資料10万5,000点余(1984年10月末現在)が地史・生物・考古など10部門に分類して収蔵され,特別展や調査研究に活用されている。年間入館者数は25万人前後で,小・中学生の学習活動などに利用されている。館の周辺には,高さ100mの北海道百年記念塔(1970年完成)のほか,1983年4月野外博物館「北海道開拓の村」がオープンした。国鉄新札幌駅から国鉄バス,開拓記念館入口下車徒歩3分。