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●星祭り ほしまつり

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 密教で天変地異を恐れ,個人の息災延命を祈って星を祭り,供養することをいう。星供(ほしく)とも呼ばれる。北斗七星のうち,生年にあたる星を本命星というが,その本命星を妖星が侵すことで,災禍がおこるといわれる。妖星をのぞくには,祭壇を設け,陀羅尼を念じることが必要であった。真言宗では正月または冬至に星供養が行われ,朝廷では星供が行われた。農民・漁民のあいだでは特別の星への関心が強かったが,これはまた,農業や漁業においてなんらかの目印にされたことによる。たとえばスバル星が東天に昇れば田植をはじめ,オリオン座の三つ星が夜明けに上天に見えれば,そばをまいた。個人の生まれ年の星を本命星と呼び,この供養のため,米や銭や菓子,幣や幡(はた)を立てた。星祭りはまた,山伏(やまぶし)の修行法にとりいれられ,江戸時代までは盛んに行われた。七夕(たなばた)を星祭りということもあるが,民俗学では区別する。