●菩薩 ぼさつ
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サンスクリットの bodhisattva の訳で,悟りを求める人のこと。本来は釈迦が仏陀(悟れる人)になる以前のことをいっていたが,釈迦の前生のことを物語にした『ジャータカ(本生譚)』が作成されてから盛んに用いられるようになった。『ジャータカ』では,釈迦が前生において国王・バラモン・商人・動物などの姿で,多くの善行を行ったことが物語られている。つまり,仏陀になる前に必ず実行しなければならない利他行を実践する人のことをいうようになった。大乗仏教が盛んになると,多くの菩薩が立てられるようになった。観世音菩薩をはじめとして文殊・勢至(セイシ)・普賢(フケン)・地蔵などの菩薩が衆生を救済して下さることになった。とくに観世音菩薩は,衆生を救済して下さるというので“観音さま”と親しまれ,多くの信仰を集めている。さらに意味が拡大されて,行基菩薩のように尊称になった。
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