●ホクレア号 ホクレアごう
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古代航法に則りハワイ―タヒチ間を往復航した双胴カヌー。古代ポリネシア人の遠洋航海を再現しようと,1976年(昭和51)5月1日マウイ島を出発し,34日間と半日後の6月4日タヒチのパペエテ港に到着した。1カ月後の7月4日帰途につき同月26日ハワイに帰着した。帰航は23日間で,往航に比べ10日間ほど短かかった。船の規模は,長さ約20m・双胴型・満載排水量約10t・2本マスト。近代的な航海器具は一切積まず,太陽と星と波を頼りの航法をとった。古代の航海食の実験も試みたがこれは2週間で放棄された。往航に乗り組んだのは17人だが,タヒチ到着寸前に内紛がおき大部分の者が復路を航空便に代えた。復航に乗ったのは13人(うち女性2人)で,往復航とも乗り組んだのはキャプテンのハワイ人一人だけであった。「船体の一部にプラスチックを使った,随伴船から指示を受けた」などの批判を後に受けたが,“古代航法”は実証された。