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●北陸道 ほくりくどう

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“ほくろくどう”とも言い,律令制度下の地方行政区画である五畿七道の一つ。若狭・越前・加賀・能登・越中・越後・佐渡の七国で,現在の福井県より新潟県までの日本海に面する地域を言う。越(高志)は,古くは東北地方の日本海沿岸地方までも含む地域をさした。崇神朝には大彦命が,景行朝には武内宿禰が遣わされたという。大化改新のとき,若狭・越の二国,蝦夷地の鎮撫などが進んだ天武天皇のころ,越を越前・越中・越後とし,若狭・佐渡をあわせて五国となり,北陸道の名もこのころ制定された。712年(和銅5),越後より出羽が分離して東山道に移り,718年(養老2)には能登が,823年(弘仁14)には加賀が越前より分離して,計七カ国となった。畿内の近江と北陸道の越前の境にある愛発関(あらちのせき)は,越前国の所轄に属し,また越前国の按察使(あぜち)が佐渡国までをその管下に置くなど,越前国は北陸道全域に対して軍事・行政上重要な位置におかれていた。