●北洋軍閥 ほくようぐんばつ
アジア 中華人民共和国 AD
中華民国初期における最大の軍閥。北洋とは奉天・直隷・山東の三省の総称。19世紀末に袁世凱が育成した北洋陸軍はしだいに拡張され、辛亥革命前後における彼の政治活動を支える武力的背景となっていた。北洋軍閥とは、この軍事集団の総称であり、袁の死後、安徽派・直隷派・奉天派に大きく分かれ、北洋派以外の軍閥との攻争や北洋三派内部における指導権争いにより絶えず烈しい戦争を繰り返していた。北洋軍閥の中、最初に覇権を握ったのは安徽派であったが、1920年安直戦争で直隷派に破れ、直隷派とこれを支援した奉天派による奉直連合政権が成立した。しかし、1922年(第一次)、1924年(第二次)の奉直戦争により、直隷派は没落しその後も軍閥の勢力交代が続いた。1926年以後国民革命軍の北伐によって、北洋軍閥はしだいに敗退し、1928年張作霖が北京を撤退して爆殺されたあと、張学良が国民政府に参加し北洋軍閥はその支配下に置かれた。