●北緯38度線 ほくいさんじゅうはちどせん
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朝鮮半島を南北に二分する境界線であり通称38度線と言われている。この境界線は正規の国境線ではなく,1945年2月米ソが結んだヤルタ協定の秘密条項として,米ソが朝鮮半島に進駐する場合の分担区分として便宜的に引かれたものである。ところが1948年8月,38度線以南に大韓民国が,同年9月以北に朝鮮民主主義人民共和国が成立するに及び,これが事実上の国境線の役割を果たすようになった。1950年6月に勃発した朝鮮戦争により戦線が移動したため,38度線は一時国境線の意味を失ったが,1953年7月の体戦協定の成立により多少の修正を施された新しい体戦ラインが北緯38度線の前後に引かれ,今日に至っている。このラインは南北を分ける事実上の境界線となっているが,両国ともこれを正式の国境線とは認めていない。なお,北緯38度線の南5kmにある板門店は休戦協定が署名されたところとして知られ,現在は非武装地帯となり休戦会議場がある。