●ポオ
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1809
1809〜1849 アメリカの詩人・作家・評論家。旅回りの役者の子としてボストンに生まれる。幼時,両親と死別し,ヴァージニア州リッチモンドの商人アラン夫妻に引き取られる。少年時代5年間,養父母とともに英国で暮らす。養母の死,養父との義絶の後,13歳の従妹と婚約し翌1836年に結婚。いくつもの文芸雑誌の編集者を転々と務めて稀有の敏腕を振るいながら,緻密入念な結構の優れた短編や詩・評論を書き続けるが,飲酒癖や経営者との衝突などで定職は長続きせず,困窮続きのうちに1847年妻と死別。2年後,幼なじみとの再婚を目前に旅の途中行き倒れ死を遂げた。悲惨な短い生涯に激しい生命を燃やして,珠玉の名作を残し,後のフランス象徴派の詩人たちに深甚な影響を及ぼした。短編は恐怖ものと推理ものに二大別でき江戸川乱歩の筆名は彼に由来する。詩「大鴉」,短編「アッシャー家の崩壊」「黒猫」「黄金虫」,評論「詩の原理」「ユァリーカ」ほか。