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●法隆寺夢殿 ほうりゅうじゆめどの

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 国宝。739年(天平11)僧行信は斑鳩宮の旧跡の荒廃を嘆いてここに東院伽藍を創建したが,その中心である正堂として建てられた八角仏殿が,いつのころからか夢殿と呼ばれている。聖徳太子等身の像と言われる観音菩薩立像(救世観音像)を本尊として祀る。761年(天平宝字5)の東院の資財帳には,瓦葺き八角仏殿以下瓦葺き三棟,桧皮葺き七棟の建て物が記載されているが,奈良時代の建て物で現在残っているのはこの夢殿と伝法堂(講堂)だけである。東院伽藍は平安時代以来何回か修理が行われているが,夢殿もとくに鎌倉時代1230年(寛喜2)大修理を施された。このときは組み物を複雑にし垂木を長くして軒を広げ,屋根の勾配を強めるなどかなりの変改が加えられた。夢殿は径10.77m・一辺の長さ4.17m・二重基壇の上に立ち,華麗な露盤を屋根の頂に乗せ大きく軒を広げて落ち着いた美しさを見せているが,創建当初の姿とは多少の相違がある。