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●法隆寺式伽藍配置 ほうりゅうじしきがらんはいち

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 飛鳥・白鳳時代の寺院の伽藍配置にはいくつかの形式があり,その間に時代的変遷が認められるが,法隆寺の場合では,中門の両脇から延びる回廊によって形成される方形の内庭に,東に金堂・西に塔が南面して並立し講堂は回廊の北に位置する形式で,法輪寺を初め猪名寺(兵庫)・額田廃寺(三重)その他にその例が見られる。これに対し法隆寺よりも古い四天王寺の場合では,中門・塔・金堂・講堂が南北に一直線に並び中門と講堂を結ぶ回廊がこれを囲む形式で,百済にその例が見られるので百済系と考えられる。また同じく法隆寺より古い飛鳥寺の場合は,塔を中心にしてその東西北に金堂を配置し,これを中門から延びる回廊が囲み講堂は回廊の北に置く形式で,高句麗系と考えられる。川原寺や法隆寺の伽藍配置は,中国や朝鮮にその例を見ないのでわが国における考案になるものとも考えられる。しかし隋唐様式あるいは百済の影響と見る説もある。