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●法隆寺金堂釈迦三尊像 ほうりゅうじこんどうしゃかさんぞんぞう

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 国宝。この銅造釈迦三尊像は金堂内陣の中の間に安置されており,中尊の釈迦如来像は裳懸けの木造宣字座に座し,両脇侍菩薩は銅製の蓮華の上に立ち,七化仏を配した大きな舟形の光背が三尊を覆っている。像高は中尊が87.5cm・右脇侍が93.9cm・左脇侍が92.3cm,造像の形式は北魏後期の造像様式の系統を引いており,1mに満たない小さい像であるが,わが国の仏像彫刻史の劈頭を飾る記念碑的な作品であると言われる。光背の銘文によれば,622年(推古30)聖徳太子の冥福を祈って王后王子が諸臣とともに仏師鞍作止利(くらつくりのとり)に造らせ,翌年3月に完成したことが知られる。鞍作鳥(止利)については日本書紀に,元興寺の丈六の仏像を造立し金堂の戸を破らずに堂内に安置した功により,大仁の位を授けられたことが見えているが,その止利の作品を具体的に確認できることは興味深い。