●ポウバナア=ア=オオパ
大洋州 大洋州 AD1895
1895〜1977 タヒチ人政治家。フランス領ポリネシアのフアヒネ島ファレ生まれ。大工をしていたがフランスの統治に抵抗して政治活動に入り,1949年フランス国民議会議員に選出される。翌年“タヒチ人のためのタヒチ”をスローガンに“タヒチ民主党(RDPT)”を結成し自治独立運動を展開した。大衆の人望が厚くメツア(親爺さん)のニックネームで呼ばれ,1951年,1956年にも再選,さらに1957年には領域政府評議員会副議長に選ばれ本国から派遣される総督に次ぐ地位を得た。しかし翌年“ガソリンをまいて放火しようとした”として逮捕され,禁固8年,領域からの追放15年の判決を受け,マルセイユで七年余の服役後パリ郊外に軟禁された。この間に党は解散させられたが,支持者たちの運動で1968年にタヒチへ戻り1971年にはフランス元老院議員となる。“自治独立”に“反核”を加えた運動の,清潔な指導者として最後まで幅広い信頼を得ていた。