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●方墳 ほうふん

アジア 日本 AD 

 墳丘が截頭方錐状を呈する古墳。円墳と並んで普遍的に認められ世界各地に分布している。とくに,中国の秦・漢代や朝鮮の高句麗において盛んに築造され,始皇帝陵や高句麗の将軍塚などが著名である。

 わが国においても,方墳は古墳時代を通して認められ,すでに弥生時代終末には方形台状墓などの方形プランを有する墳墓が出現している。その在り方はかなり地域差があり,出雲では古墳時代前期から後期まで一貫して方墳が主流となるのに対し,東国では後期以降に出現するなどやや特殊な状況を呈する。また,畿内では中期に大型前方後円墳の陪塚として方墳が盛んに築造された。さらに,末期には前方後円墳に代わって大王陵に採用され巨大化するものも認められる。分布は畿内を中心として全国に及ぶが,東国・出雲・吉備に密度が高く,西日本は概して少ない傾向がある。

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