●法然上人絵伝 ほうねんしょうにんえでん
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48巻。知恩院蔵。国宝。知恩院所伝勅修48巻伝の成立は1237年(嘉禎3)の法然上人伝法絵流通,1301年(正安3)覚如編の拾遺古徳伝絵,9巻本法然聖人伝絵などによってである。48巻伝は獅谷忍徴(1711年没)の『勅修吉水円光大師御伝縁起』によると後伏見上皇が比叡山功徳院の舜昌法師に勅して1307年(徳治2)から10年の歳月をかけて完成したものと伝えられる。法然の伝記であるとともに,法然を宗祖と仰ぐ知恩院を本山とする浄土宗確立の歴史そのものである。絵・詞ともに十人位の人の手で描かれているが,その描写は極めてまじめな作風であるが,絵には上手・下手があり,巻頭にかいたものは優れ当代やまと絵の名手を思わせる。内容は法然の伝記絵と言ってよい。絵巻物の最長編である。伝写本としては当麻寺48巻本などがある。