●北条実時 ほうじょうさねとき
アジア 日本 AD1224 鎌倉時代
1224〜1276(元仁1〜建治2)鎌倉期の武将。鎌倉幕府評定衆。金沢文庫創立者。北条実泰の嫡男,母は和泉前司天野政景の娘。顕時・実政の父。鎌倉に生まれて1234年(天福2),11歳のとき家督を継いで小侍所別当となった。1238年(暦仁1)正月将軍九条頼経に従って上洛し同年宣陽院蔵人,1251年(建長3)小侍所の労によって下総国埴生荘を賜った。のち従五位下に叙されて越後守にのぼった。また,この間執権泰時・経時・時頼・時宗の四代を輔けた。また幼年より弓馬の道に達したが,とくに学問を好んで1247年(宝治1)清原教隆・卜部兼直に師事してその家学を学んだ。1275年(建治1)5月武蔵国金沢に別荘を建てて多くの書物を移して金沢文庫の基礎をつくった。金沢に隠退後,兼直の弟兼名に文庫仕事を任せた。この年二男実政が鎮西探題になるに及んで置文をのこした。翌1276年10月23日六浦に没した。53歳。墓は金沢称名寺にある。