●澎湖島 ほうことう
アジア 中華人民共和国 AD
台湾海峡の東南にある,64の島々から成る澎湖列島中最大の島。北緯23度,東経119度。周囲114km余,全島標高30〜40mで,最高地点の拱北山は標高52m。河川がないため乾季は水不足となり耕地は少ない。島民は主に漁業に従事する。島の東北半分は湖西郷に,西南半分は澎湖県の県庁所在地である馬公鎮に属す。島の西岸には良港があり,また,台湾海峡との最短距離が45kmであるため軍事的にも重要となっている。宋代の『攻キ※注1※集』や『諸蕃志』に平湖・澎湖と見え,このころより漢民族が居住し始めたらしい。明の洪武21年(1388)島民を福建に移し,以後不逞の徒の巣窟となったが,万暦年間(1573〜1620)再び漢民族が来島した。明末清初には戦乱を避けたショウシュウ※注2※・泉州の住民が多く移住し,清代は台湾県に属した。日清戦争では下関条約により日本に割譲されたが,第二次世界大戦後中国領に復帰した。〔参考文献〕『中国地方辞典』凌雲出版・『現代中国地名辞典』学研
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