●封建法 ほうけんほう
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中世ヨーロッパにおいて封建君主とその家士,家士相互間の関係,封土・知行関係を規定した特別法。農民などを対象とするラント法とは異なり封建主従関係だけを規制。有名な封建法に11〜13世紀にイタリアで成立した『封建法書』がある。これはイタリア起源のさまざまな封建法の法源の編さん書で,フランス・ドイツに継承された。ドイツでは1220〜1230年に成立したドイツ最古の法書で,当時存在した慣習法を包括的に記録・叙述した『ザクセンシュピーゲル』や『シュヴァーベンシュピーゲル』の封建法の部分,フランスでは13世紀末ボーマノアールが編さんした『ボーヴェジ慣習法書』などがある。封建法は慣習法的に形成されたもので,その内容は時代・地方によって異なるが,社会構造に共通性をもつとともにフランク封建制を継承・発展させたドイツ・フランス・イギリスの三国には多くの共通の特徴が見られる。