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●封建反動(西洋) ほうけんはんどう

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 12〜13世紀に最盛期に達した西欧封建社会も,14世紀以降“封建的危機”と称される大きな変動期を迎えた。その危機とは一般に,長期にわたる戦乱・頻発する農民蜂起・黒死病による人口減少・生産力の減退・廃村の増大などの諸現象をさしていたが,それはまた領主制の危機をも意味した。すなわち,商品経済の進展とともに領主は直営地を農民に貸し付け,その地代収入に依存するようになっており,その地代も生産物地代から貨幣地代に切りかわりつつあったから,価格および労賃の高騰や貨幣価値の低落は実質収入の減退となり領主財産に深刻な打撃となった。そこで,領主は古い型の直営地方式を復活させたり領民に対する経済的要求を強化させたりすることで封建的支配の再編をはかった。これを封建反動と言い,イギリスに始まり各国に波及したが,とくに東ドイツではグーツヘルシャフトを,アンシャン=レジーム期のフランスでは分益小作制を成立させることにもなった。