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●傍系家族 ぼうけいかぞく

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 家族社会学者,小山隆による家族構成に基づく家族形態類別の一つ。従来日本の家族の形態については鈴木栄太郎の夫婦家族・直系家族・同族家族の三分類が多く用いられてきたが,小山隆は同族家族と直系家族の一部を含む家族形態として,傍系家族と呼ぶ新たな形態分類を提唱した。小山隆によれば,傍系家族とは,「傍系親族を含む世帯」をさす。こうした傍系親族を含む家族は一般的に大家族であり,東北地方や中部地方の山間地域にかけて発達していた。東北地方の大家族は長男夫婦やその子供の同居に加えて,次・三男や時には娘夫婦がその子供とともに同居する形態をとっていたのに対して,中部山地の大家族,とくに白川村の大家族は次・三男はもとより,娘たちも結婚後生家に留まるという形態をとっていた点に特徴があった。白川村の大家族においては,次・三男は妻と同居することが拒否され妻や子供たちとは別の家族の成員となっていたからである。