●法会 ほうえ
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「法」は仏法,「会」は集会の意。祈願・講経・追善供養・娯楽などのために行われる仏教行事を言う。インドや中国では,国王や富豪が大衆に施しをする無遮大会(むしゃだいえ)や釈迦の生涯を記念した仏生日大会・菩提会・涅槃会などが法会の代表的なものであった。日本では官寺における護国のための仏教行事として始まり,その嚆矢は730年(天平2)大安寺の道慈律師が大般若経600巻転読をした大般若会とされる。貴族仏教の平安時代は,法会は講経会として盛行した。前代の護国を目的とした法会でなく個人の平安を祈願するものとなり法会は社交化した。源為憲の『三宝絵詞』には多くの法会が紹介されている。なかでも,御斎会(1月・宮中)・最勝会(3月・薬師寺)・維摩会(10月・興福寺)は三会と呼ばれ,これの講師(こうじ)を務めることは僧侶の出世コースともされた。