●棒 ぼう
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[1]手にもてる程度の長さの細い木・竹・金属などの総称。本来は武具・杖として使用したが,現在は運搬具としての利用度が高い。人間が背負って運ぶには不適当な液体・下肥・岩石などや,人体に直接触れては清浄さが保てなくなるものの運搬用具。棒の片端に荷をつけて運ぶカタニナイ。神輿(みこし)などのように二本の棒に乗せて支える天井持ち。棒の中央に荷を下げて両端を二人で担ぐサシニナイ。棒の両端に荷をつけて,中央部を肩で担うテンビンニナイが最も一般的。この場合はオコ・オーコと呼ばれ,2m前後の平らなまっすぐな棒で両端に刻みこみがつけてあり,ここにもっこや籠を下げたり荷をしばった荷縄をかけたりする。両端にツクと呼ぶ荷縄のずれ落ち防止の小突起のある天秤棒とは異なる。[2]「棒打」「はらめん捧」などと用いられる場合の棒は,棒を一種の呪力があるとするもので棒を神の依代(よりしろ)とする考え方に由来する。[3]武芸十八般のうちの棒術(棒の手)およびそれに用いる棒のこと。