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●ボアズ

北アメリカ アメリカ合衆国 AD1858 

 1858〜1942 アメリカの人類学者。ドイツに生まれ,ハイデルベルク大学・ボン大学・キール大学で物理学・数学・言語学・地理学など幅広バフィンランドの調査で,エスキモーの生活に接したことにより人類学に転じた。その後アメリカに渡り1896年にコロンビア大学教授となる。彼の学風は慎重な歴史主義ともいうべきもので,19世紀流の進化主義やこれに代わるヴィーン学派の文化圏説を批判し,実証が可能な限定的伝播論を唱えたが,むしろ北米インディアンを中心とする局地的・集約的な実地調査の面で最大の業績をあげた。また,自然人類学をはじめとしその多方面にわたる研究活動を通じて,クローバー・ロウィー・ゴールデンワイザー・サピア・ベネディクトなど多数の後進の養成に尽くした彼の功績は大きく,“アメリカ人類学の父”とも称せられている。主著に『未開人の心』)1911,『未開人の芸術1927,『人種・言語・文化』1940などがある。