●ヘンリー6世 ヘンリーろくせい
ヨーロッパ 英国 AD1421 ランカスター朝
1421〜1471(在位1422〜1461,1470〜1471)ヘンリー5世とカトリーヌの間の唯一人の息子。幼少の即位(生後9カ月)と後年(1453〜1454)における神経症の発病で二度摂政体制が敷かれ,そのため大貴族の政治支配と彼ら相互間の勢力争いが当代の特徴となる。国王未成年期の長い摂政時代(1422〜1437)は,グロスター公とウィンチェスター司教ボウファトの主導権争い,究極には後者の支配体制成立が見られ,この支配は国王親政期に入ってからもボウファトの没する1447年まで継続する。その後1450年代前半には,ランカスター系サマセット公とヨーク公の対立がおこり,それは国王の発病前後にいっそう激化し,ついに1455年,王位継承をめぐるランカスター・ヨーク両家の戦い(バラ戦争)へと発展する。ヨーク派の勝利,ランカスター派の巻き返しの後,1461年ランカスター派は敗れヨーク朝が成立する。1470年10月,ヘンリーは復位するが,翌年5月テュークスベリで捕えられ処刑された。