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●ヘンリー2世 ヘンリーにせい

AD1133 

 1133〜1189(在位1154〜1189)プランタジネット朝の開祖。ヘンリー1世の娘マチルダとアンジュー伯ジェフロアの間の息子。父母からと自らの結婚(フランス王ルイ7世と離婚したエリアノール=アキテーヌ),弟の死などで,イングランドのほかフランス西半部を統轄するアンジュー帝国(複合国家)の支配者となる。さらにスコットランド・ウェールズに領主権を確立,アイルランド征服をも行った。在位期間中,イングランドに13年しか在住せずしかも1年以上続けて住まなかったが,国内統治にあたっては前王スティヴン時代の混乱を鎮め王権の回復をはかった。具体的には,ヘンリー1世の統治形態を継承・発展させ,ここに中央集権的国家機構の発達は極に達することとなった。後年,教会権力制限をめぐるカンタベリ大司教ベケット(毒殺)との争いや,リチャード王子の反抗(仏王フィリップ2世と連合)に敗れ,王威は失墜する。