●弁証法的唯物論 べんしょうほうてきゆいぶつろん
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マルクス主義世界観の基礎をなす哲学。マルクスとエンゲルスはヘーゲル左派に属し,フォイエルバッハの唯物論とへーゲルの弁証法哲学から思想形成を行ったが,従来の唯物論が非歴史的・非弁証法的なために発展せず,世界変革でなく世界解釈をこととするのをその根本的欠陥とみて,フォイエルバッハの唯物論は機械的で,ヘーゲルの弁証法は観念論的であると批判し,両者のなかから合理的核心をとり出して弁証法的唯物論の基本を確立した。すなわち,世界の本質は自ら運動し発展する物質である。その運動の源泉は万物に内在する矛盾による対立物の闘争にあり,世界は質的な飛躍を含んで,不断に低次から高次の状態へと進む無限の発展過程であり,すべては科学と実践により解明されると。G・ブルハーノフの命名による弁証法的唯物論の,人間社会への適用が史的唯物論である。