●ペロン
南アメリカ アルゼンチン共和国 AD1895
1895〜1974 アルゼンチンの軍人・政治家・大統領(1946〜55・1973〜74)・ペロニズム運動の創始者。ブエノスアイレス州ロボスに生まれ,1911年,陸軍学校に入学,職業軍人の道を歩む。軍事史のエキスパートとして知られ,『軍事史に関する覚書』(1932)などの著作がある。1939〜41年にイタリアで軍事研究に携わるあいだにムッソリーニのファシズムに傾倒し,帰国後,枢軸国支持派の軍人と GOU(統一将校団)と呼ばれる秘密結社を組織。1943年6月4日,GOU の主導した軍事クーデタに参画し,同年10月,国家労働局長に就任して労働者保護政策を打ち出し,大衆の熱狂的支持を得てペロニズムを創始した。1946年,大統領に当選,労働者の保護と経済的民族主義を柱とする政策を推進したが,カトリック教会と対立,1955年,軍のクーデタにあって失脚。海外での亡命生活ののち,1973年10月に大統領に返り咲くが,在職9カ月足らずで心臓病のために急逝した。