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●ベルリン-ローマ枢軸 ベルリン-ローマすうじく

ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1936 第三帝国

 第二次世界大戦前の1936年10月以来普及した,ドイツとイタリアとの政治的結束を誇示することば。オーストリア=ナチスが1934年7月25日に首相ドルフスの暗殺事件をひきおこしたとき,これを好機としてヒトラーオーストリア併合の野心を露骨にしたのに対し,ムッソリーニが断固反対したという事実が示すように,ドイツ・イタリア関係は最初は対立していた。しかし1935年のイタリアのエチオピア侵略に対してドイツが好意を示し,両国の関係を改善した。1936年10月25〜27日,イタリア外相チアノが訪独し,ドイツ・イタリア両国が協力関係にはいるという了解が成立したあと,同年11月1日,ムッソリーニの行った演説のなかにアクシス(枢軸)ということばが初めて使われた。ドイツ・イタリア両国が世界歴史転回の基軸になるという意味で,同年11月25日に日独防共協定を締結した日本やそれに協力した若干の小国家を含む国家を枢軸国と呼ぶ。イギリス・フランスや国際連盟に対抗する全体主義国家は枢軸陣営とも呼ばれ,この提携が第二次世界大戦への道を開いたが,ついで日本,ドイツ,イタリアは1940年9月27日に三国同盟を締結することになる。

〔参考文献〕三宅正樹『日独伊三国同盟の研究』1975,南窓社

義井博『日独伊三国同盟と日米関係』1977,南窓社