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●ベルリン条約 ベルリンじょうやく

ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1926 ワイマール共和国

 1926年4月24日 ドイツとソヴィエトのあいだに結ばれた友好・中立条約。ドイツは第一次世界大戦の結果,ヴェルサイユ体制から締めだされて,国際的に孤立を余儀なくされていた。それはドイツの経済復興の上からいっても,資金などの協力が得られず,市場を狭くすることを意味していた。一方,革命によって共産国となり,単独で第一次世界大戦を離脱したソヴィエトも,西ヨーロッパおよびアメリカの資本主義諸国から閉めだされていた。国際体制において孤立させられた両国は,1922年4月16日,世界経済会議がジェノヴァで開催中に,北イタリアのラパロにおいて,両国の外交関係の再開,賠償権などの相互放棄,通商・経済関係における協力を約し,ヴェルサイユ体制諸国に対抗した。その後,ドイツではシュトレーゼマンがヴェルサイユ条約の履行政策・西欧協調政策をとって,体制諸国との協力を進めたが,同時に,ソヴィエトとの提携も進めて,体制諸国を牽制した。1925年10月25日の独ソ通商協定の成立もその一つであったが,1926年,それをさらに政治的に前進させ,国際連盟への加入を前にしたソヴィエトと条約を結んだ。それは,独ソ間の友好を約し,両締約国の一方が第三国から攻撃を受けた場合,他方の締約国が中立を維持することをその内容としている。この条約は1941年,ヒトラーによるソヴィエト攻撃まで有効。