50音順    検 索

●ベルジャーエフ

NIS諸国 ロシア連邦 AD1874 ロシア帝国

 1874〜1948 ロシアの哲学者。キエフ生まれ。父は軍人貴族,母方の祖母はフランス人で,家庭では主にフランス語が話された。カントから出発し,マルクス主義者となるが,1898年流刑後,転向する。この間,ショーペンハウエル,ドストエフスキートルストイ,イプセン,ニーチェに親しむ。1904年,ペテルブルグに出て,象徴主義に顕著な〈ロシア=ルネサンス〉を体験し,ストルーヴェブルガーコフなどと論文集『道標』を刊行する(1909)前後から,キリスト教へ傾倒し,人間精神の〈創造的自由〉の問題を中心とする独自の宗教的実存主義にいたる。ロシア革命後の1922年国外追放,ベルリンからパリに移り,この地で死去。主な著作に『創造の意味』(1915),『ドストエフスキーの世界観』(1923),『人間の使命について,逆説的倫理学の試み』(1931),『自己認識,哲学的自叙伝の試み』(1949)がある。白水社版『ベルジャーエフ著作集』全8巻がある。