●ベリンスキー
NIS諸国 ロシア連邦 AD
1811〜1848 ロシアの思想家・文芸評論家。海軍軍医の子として生まれ,1829年,モスクワ大学文学部に入る。在学中よりスタンケーヴィチと親交があり,ドイツ観念論哲学に傾倒,1832年,農奴制を批判する戯曲『ドミトリー=カリーニン』を書き放学となる。1833年より雑誌『望遠鏡』に翻訳および論文を発表,1834年,『文学的空想』で認められ,『モスクワの観察者』の編集者,『祖国の記録』の寄稿者となり,1840年代,フォイエルバッハの影響のもとで唯物論者となる。プーシキン,ゴーゴリらを文学史上に位置づける評論を発表し,トゥルゲーネフ,ドストエフスキーらの新人作家を育成。このあいだに1846年,『同時代人』誌に加わり,1847年外遊,有名な『ゴーゴリへの手紙』を書き,保守化したゴーゴリを批判。パリをへて帰国し,1848年,『1847年の文学観』を発表,同年5月結核で死亡。1840代のザパトニキ(西欧主義者)の代表的人物として,文学・社会思想史上に大きな影響を与えた。
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