●ベリサリオス
ヨーロッパ ヨーロッパ AD505
505?〜565 東ローマ皇帝ユスティニアヌス1世(在位527〜565)に仕えた名将。トラキアとイリリア国境の卑賤の出身。初め,対ササン朝ペルシア戦(529〜531)を指導して侵入を撃退した。皇妃テオドラと親しいアントニーナとの結婚やニカの反乱鎮圧などで皇帝の信任を獲得し,対ヴァンダル戦(533〜534)の総司令官としてアフリカに遠征し,対東ゴート戦(535〜540)ではシチリアからイタリアに上陸してナポリ,ローマを占領,苦戦の末ラヴェンナ攻略にも成功した。541〜542年には再度侵入したペルシア軍を撃退し,544年には第2次東ゴート戦のためイタリアに再派遣されたが,功をみず帰還した(549)。551年,いったん引退したものの,首都周辺に侵入したフン族撃退のため呼び出された(559)。562年,陰謀の疑いを受け位階財産を失ったが,のち以前の名誉を回復した。