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●ベラスケス

ヨーロッパ スペイン AD1599 スペイン王国

 1599〜1660 ポルトガル系のスペイン人としてセビリアに生まれ,その地の代表的画家パチェコに学び,その娘と19歳で結婚。4年後,マドリードを初訪問,翌年24歳のとき早くもフェリペ4世の宮廷画家となる。その間カラヴァッジォ,リベラなどセビリア派の感化を受け,すでに18歳の作『三聖王のキリスト礼拝』は,自然主義の影響を受けた写実傾向を実大人物画に十分表現している。その後も王家一族の肖像を描き続け,この分野で彼は古今を通じて最も傑出した肖像画家の一人となった。マドリードにいた29歳の彼は,外交官として赴任して来たルーベンスに大きな刺激を与えられた。翌年,彼の奨めで2年間のイタリア旅行をし,その古典芸術やティントレットから多大の感銘を受け帰国後,畢生の大作『ブレダの開城』を描き上げ,その構成は絶妙を極めた。49歳で再び訪伊,『法王十世像』『女官達』『織女工達』の傑作を遺す。

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