●ベフバハーニー
アジア イラン・イスラム共和国 AD1844
1844〜1910 イラン立憲革命期に活躍したテヘランの指導的ウラマーの1人。彼はタバコ・ボイコット運動のさいには運動に批判的であったが,立憲革命においては自ら率先して指導的な役割を果たした。テヘラン市内でおこったウラマー愚弄事件に抗議の声をあげた彼は,それに伴う運動を基盤に1906年の第1次立憲革命を成功させる。しかし,翌年末の反革命クーデタによりテヘランは制圧され,国王は議会解散を宣言する。だが1909年,立憲革命派軍はテヘランを占領し,再度立憲制を回復している。第2議会の選挙の結果,国民議会は〈エーテダーリヤーン〉と〈デモクラート〉の保革2政党に分かれたが,ベフバハーニーは,前者の指導的存在であった。彼らは生まれ出ようとする民族資本家をも代弁し,外国製品の使用に反対し,国産品愛用を説いた点も注目に値する。しかし彼は1910年,テロの手に斃れている。