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●別府,別所 べっぷ,べっしょ

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 古代末期以来の地域名称で,別府と別所は同一のものではない。別府は別符(べふ)・弁分(ひゆり)とも書く。初見は1048年(永承3)の譲状で,その発生過程・語義からいって定説がない。[1]国府に対する国衙の分庁,[2]別勅符で成立した田地,[3]平安末期以降官省符荘の周辺の開墾地で国府にて認められ,荘園に組み込まれた士地,[4]国司・郡司らが新しく特別に認めた土地をさす,などの諸説がある。しかし近来では[3]が有力となり[4]も裏づけがあると考えられている。そして各地に別府は成立し,地名としては大分県別府市が代表的なものとして残されている。別所のほうは,仏教諸宗の修業に不満を抱く修行僧が,本寺を離れて聖となり,本寺の周辺に庵をあんで部落化したところ。その暮しは本寺を中心とする一山の統制に依存することなく,自ら独立して暮らしをたてるため,市井とつながる聖となり,托鉢と別な仕事をつくって,その経済的自立をはかった。

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